欧州の弁護士の歴史

弁護士とは、日常生活の中で起こる紛争や事件について、法律の専門家として適切な対処法や解決策をアドバイスする仕事です。時にはトラブルを未然に防ぐための予防策を提供することもあります。具体的に法律やトラブルのどの範囲に弁護士が関わるかということは、その時代や法律によって様々です。
現在の弁護士制度は欧州、特に西ヨーロッパで発達したものが起源です。中世の西ヨーロッパでは、弁護士制度は主にローマ法の制度として発達しました。ローマ帝国時代に法廷内での弁明を行う有識者がおり、これが前身であると考えられています。当時は法廷で弁論を行うことと、法定外で法律相談を受けることは別々の仕事でした。この影響を受けて、現在でも法廷に立つ法律家とそうでない法律家を分けている国も存在します。この後、ローマ帝国の発展と共に弁護士は職業とみなされるようになりました。中世ヨーロッパの時代に入ると、現在の法学部に当たる、法律を学ぶための学部が各大学に設置され、法律家を養成するための土壌が整っていくことになります。