欧米、中東の弁護士事情

弁護士

アメリカ合衆国の弁護士事情

アメリカ国旗

アメリカにいる弁護士は80万人を超えています。

日本と同じように国家資格を受けますが、アメリカでは大学を卒業後にロースクールに通い、3年間勉強した後に司法試験の受験資格をもらいます。

各州で異なる内容の司法試験が年に2回行われ、毎年多くの弁護士が誕生します。

よって法律事務所や企業などに自分を雇うように必死になってお願いしています。

しかしアメリカの法律事務所では厳しいノルマが課されているため、就職しても宣伝活動は終わりません。

事件や事故の情報を聞きつけると、名刺や委任契約書を被害者に渡して、訴訟の時は連絡するように伝えます。

災害を主に取り扱っている弁護士は、救急車を追う者と呼ばれることがあります。

アメリカで多いのはタイムチャージ制です。これは業務で弁護士を利用した時、その拘束時間に応じて報酬を決める方法です。

解決まで時間がかかれば、より多くの報酬がもらえます。また時間がかからなくても計算方法によっては費用が高額になります。

サウジアラビアの弁護士事情

サウジアラビア国旗

弁護士を職業としている人は、世界中にいます。中東の国サウジアラビアでは、1958年に弁護士制度が誕生しています。

しかし、アメリカやヨーロッパ、日本などに比べると、サウジアラビアでの社会的地位は低いのです。

裁判の判決に服従しないと、資格を剥奪されることもあります。

また、国王や国家、宗教指導者を訴えることは、実質的に不可能となっています。王族を訴えた場合、刑務所に入れられてしまうのです。

実際、国王相手に憲法違反裁判を起こした弁護士は、5年の実刑判決を受け、出所した後は政治難民としてイギリスで暮らしています。

なぜ社会的地位が低いかというと、サウジアラビアの法律は、ワッハーブ派の教義に基づくイスラーム法なのです。

ですから、昔は、ワッハーブ派のムスリムであることが弁護士になる条件だったのです。

しかし、現在では、一定の条件の下でシーア派のムスリムやキリスト教徒、ユダヤ教徒にも弁護士資格が認められています。

インドの弁護士事情

インド国旗

インドは、中国の次に人口が多い国で、約12億5000万人を擁する新興国です。

日本との関係は極めて良好で、企業の海外進出先として注目されています。

現在、日本から進出しています企業は、1200社以上で、今後まずます増える傾向にあります。

インドの準公用語は英語のため、海外からの進出もしやすいと言えます。

進出先で問題が発生した際は、インドの弁護士を活用することにもなるでしょう。そうしたことに備え、インドの弁護士事情を知っていれば安心です。

インドの弁護士資格は、ロースクールを卒業すれば取得できます。このため、インドでは毎年数万人の資格者が誕生しており、全体として600万人を超えています。

ただ日本と違って弁護士資格はとりやすいのですが、裁判官は7年間の実務経験と各州の競争試験を突破しなければならないという厳しさです。

厳しい試験に受かった裁判官の質は高く、人々から尊敬される職業とされています。

弁護士は年間4~5万人と多く誕生していますが、誰もが懇切丁寧に依頼者の案件をこなします。

弁護士
日本の弁護士の歴史

日本で初めて「弁護士」という存在ができたのは、1893年に弁護士法が制定されてからです。 それまでの …

弁護士
欧州の弁護士の歴史

弁護士とは、日常生活の中で起こる紛争や事件について、法律の専門家として適切な対処法や解決策をアドバイ …